リメイク工房日誌 vol.1


ビフォー
工房内で長年使われていたなんの変哲もないパイプ椅子。
アンティークとは言えない、ただのボロ椅子です、、、
金属部分は深いサビに覆われ、座面のビニールも劣化して
ボロボロです。
分解清掃
座面を外し、ワイヤーブラシでひたすら擦ります。
サビがある程度おちれば、中性洗剤で洗い、シンナーで拭き、
空焼きします。
この作業が一番大変で仕上がりに影響する大事な作業なので
根気よくサビに向き合います。
塗装
下地処理が終わればいよいよ塗装です。
今回は粉体塗装(バンプシルバー)で仕上げます。
粉体塗装は塗るというより、樹脂でコーティングするような
塗装方法で、
今回のような激しいサビにも強く、今後も錆びにくい
特徴があり、リメイクには相性抜群です。
アフター
「なんということでしょう」
ボロボロで廃棄される運命にあった古びたパイプ椅子。
匠の手によるリメイクで、おしゃれなガーデンチェア
に生まれ変わったではありませんか。
劣化していた座面と背もたれは、廃材にウォルナットの
ウッドワックスを塗布し、木製のシンプルな仕上がりに
なりました。
「アイアン」と「古材」の良さを存分に発揮した
渾身の出来です。